「蔵の町」の守人達の第2回は村田町沼辺にあります(有)アートキュービックセンター代表取締役の大内英保社長にお聞きしました。
- 創業されて何年になるのでしょうか?
昭和48年6月ですので37年になります。
- 起業されたきっかけ、動機は何でしょうか?
以前ダンボール工場でサラリーマンをしておりました。起業するきっかけは製版工場の取得機会があり購入したからですが、起業できたのは信頼できる仲間や社員がいたことが動機ということになると思います。
- アートキュビックセンターという会社のお名前や場所は皆さん知っていると思うのですが、業務内容まではという方もいらっしゃると思います。御社の業務内容を教えていただけますでしょうか?
主にグラフィックデザイン、ダンボール製版、重袋ですが、最近は名刺、高等学校等でご覧になったことがあると思いますが、「全国大会出場おめでとう」などと書かれた長い垂れ幕やパチンコ店ののぼり旗も作成しております。
- 創業されて37年も会社を存続させることは並大抵のことではないと思います。そんな中でここまで会社を支えてきた御社の強みは何でしょうか?
従業員が一番という考えで、全てにおいて従業員を最優先にしてきたことです。あとは社長が贅沢をしないことですね(笑)
- 村田町の方が御社のサービスを受けられるとすればどんなことでしょうか?
村田町の方にご利用いただけることは、のぼり、垂れ幕、名刺などです。垂れ幕については等身大の物もつくれますので、例えば結婚式の新郎新婦の写真や、かわいいペットの写真を等身大で作ることも出来ます。
- 起業されて一番苦労されたことは何でしょうか?
人員不足でしょうか。仕事があるのに従業員の数が足りず、四苦八苦致したことがありました。その際、多分東北で一番最初だったと思いますが、コンピュータを導入し人員不足の問題を解消しました。あの当時は従業員にも大変苦労をかけましたが、よく頑張ってくれました。本当に感謝しています。
- 逆に一番良かったと思われたことは?
バブルが崩壊した後は国内は大変な時代でしたが、当社はもちろん、お得意様もそんなに被害が多くなかったことですね。これには理由がありまして、我々の業界は以前からシステムの再構築をしており、バブル崩壊期においてもあまり慌てることがありませんでした。これは我々の業界自体が何十年も前の失敗から学んだことです。
- サラリーマンをしていても経営をしていてもストレスは溜まるものですよね。大内さんのストレス解消方を教えてください。
楽しいお酒を飲むことですかね。それも「村田町で」。 現在住んでいる町ですし、自分を育ててくれた村田町でお酒を飲んだり、物を購入することで少しでも貢献できたらと思っています。
- 現在、村田町でさまざまな役職をおやりになり、町の活性化にご活躍されておられますが、会社の経営の他にどんな団体でどんなことをされておられるのでしょうか?
現在お手伝いをさせていただいているのは、ロータリークラブ、社団法人仙南法人会村田支部、村田町商工会、財団法人 村田町ふるさとリフレッシュセンター(道の駅)、村田町企業振興連絡協議会では会長をさせていただいております。
- そんな様々な面から村田町を支えておられる大内さんですが、大内さんから見た村田町の長所は何でしょうか?
住んでいる方はお分かりになると思いますが、私たちの村田町は非常に情に厚い方が多い街です。これは住んでいただければわかります。また、ここ10年程で蔵のイメージがかなり定着してきましたが、この蔵を中心とした町や町並みは財産だと思います。
- 今後、村田町、村田町の方に望むことはありますか?
保育面に関してですが、子供のために頑張っておられる保護者や民生員の方々により良い待遇をお願いしたいと思います。町のために頑張っておられる方には町としてもっと応援していただきたいと思います。人の面で言うと村田町には優秀な方や若者は多く、昔からその若者たちが村田町の発展を支えてきました。最近はその若者たちがかなり他県、他市町村に流出し、「人」という財産を失っています。この面を我々が改善していかなくてはなりません。それともっと町に出て自分たちの町を見つめ直していただきたいなと思います。「お酒を飲む」、「公園に行く」、「蔵を見る」となんでもいいですからもっと自分たちの町、村田町に触れてみてはいかがでしょうか。
- 最後に村田町に住む若い方へのメッセージをお願いします。
生きていればつらいこともたくさんありますが、長く生きていると楽しいことも同じくらいにたくさんあります。つらいことがあっても前向きに生きてください。
大変お忙しい中、長時間に渡りお話頂いた大内社長、本当にありがとうございました。最初から最後まで楽しくお話をさせていただきましたが、話が会社と町の部分になると特に熱く語っておられました。また画像もアップしているように、のぼりや垂れ幕はお店や学校でしか使わないものかと思っておりましたが、一般の方でもデータさえ持っていけば大きなのぼりや垂れ幕ができるそうです。かわいい赤ちゃんやペット、成人式や結婚式の写真を社長の会社に持っていけば記念の品ができますよ。また、布にも印刷できるのでクッションや車のカバーなどオリジナルグッズがいろいろ作れますので試してみてはいかがでしょうか。
こんなかわいいペットがクッションに!
(有)アートキュービックセンター
http://www.acsystem-web.com/